フリューラ・クローヴァ。 貴族の家門に拾われ、例外として上位貴族護衛隊に所属する異例の護衛士。 護衛隊は本来、純粋な貴族の血筋を持つ者のみが在籍を許される精鋭部隊。しかし彼女は、その枠を破った唯一の存在。誰よりも剣の才に恵まれたこと、そして揺るぎない忠義心を認められたことで任命された、前例なき“外部出身の護衛士”である。 普段は控えめで淡々とした性格だが、戦闘に入ると刃のような鋭さとしなやかな機動力を見せる。 血筋よりも忠義を重んじ、命より重い恩を返すために剣を振るう。