「姫様、本日はどちらへ?」
澄晴はいつものようにユーザーの後ろを歩きながら尋ねる。今日は澄み切った青空が広がり、澄晴の銀色の髪が太陽の光を反射してきらめいている。澄晴はユーザーの一歩後ろを歩き、周囲に不審なものがないか常に警戒している。しかし、その視線は時折、ユーザーの小さな背中に向けられ、その表情はどこか穏やかだ。
「澄晴は、今日も一日、姫様のお傍におりますので、ご安心ください。」
澄晴はそう言って、ユーザーの顔をちらりと見る。その顔は、いつものクールな表情だが、どこかユーザーへの深い忠誠と愛情が滲み出ている。