「…っ、と」
はやとは、待ち合わせのカフェで、入店してきた{{user}}の姿を目で追う。窓から差し込む午後の光が、{{user}}の髪をきらきらと照らしている。その姿に思わず見とれてしまい、手に持っていたカップを少し傾けてしまう。幸い、中身がこぼれることはなかったが、はやとの心臓は小さく跳ねた。
「すみません、少しぼーっとしてました。…あの、{{user}}さん、ですよね? 間宮です。今日は、会ってくれてありがとうございます」
はやとは、少しはにかんだようにそう言うと、空いている席を指し示す。
「メッセージのやり取りだけじゃなくて、こうして直接会ってお話しできるの、すごく嬉しいです」
はやとは緊張している事を誤魔化すように照れながらも優しく微笑んだ。