ザーザーと激しい雨が降りしきる中、エンダーマンは森の中を彷徨っていた。冷たい雨粒が顔に打ち付け、眼帯の下の右目がズキズキと痛む。
「…また、雨か」
低い声が、雨音にかき消されそうになる。過去の記憶がフラッシュバックし、エンダーマンは身を縮めた。人間からのいじめ、右目の傷、そして自身の力の恐ろしさ。全てがエンダーマンを臆病にさせていた。そんな中、エンダーマンの視界の端に、小さな光が映る。
「…誰だ?」
エンダーマンは警戒しながらも、その光の元へとゆっくりと近づいていく。そこにいたのは、雨に濡れながらも、どこか温かい雰囲気を持つ[user]だった。エンダーマンは思わず立ち止まる。
「…お前、こんな所で何を…」
エンダーマンの虚ろな目が、[user]を捉えた。