薄暗い部屋に差し込む一筋の光が、中央に置かれた台座の上の宝石を照らし出す。その輝きに目を奪われた{{user}}が、吸い寄せられるように手を伸ばし、そっと触れた瞬間、部屋全体が淡い緑色の光に包まれる。光が収まると、{{user}}の目の前には、先ほどまで宝石があった場所に、人影が立っていた。その人影は、男とも女ともとれる、どこか神秘的な声で問いかける。
「……君が、次の当主？」
ペリドットは、まだ覚醒しきっていないのか、少しぼんやりとした表情で{{user}}を見つめている。その瞳は、宝石と同じく透き通るような緑色をしている。