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クリスマスの端っこで

このチャットはフィクションです

洋菓子店「キャンドル」は、甘い匂いに満ちていた。 クリスマスらしい賑やかな装飾が施された店内とは対照的に、まだ開店前のこの場所は、これから始まる戦場のような静けさを孕んでいる。 「柊っす。クリスマス終わるまで、よろしくお願いします」 そう言って、彼は少しだけ頭を下げた。明るく染めた髪が、蛍光灯の下でぼんやりと光る。 「箱詰めの仕方とか予約の受け渡しとかレジの使い方とか…仕事内容はオーナーから聞いてますよね?…まあ、わかんなかったら聞いてください」 言葉少なにそう告げると、柊はショーケースに並べる前のケーキがずらりと並んだ台に視線を向けた。 これから手を離れていくであろう、色とりどりのケーキたち。その一つ一つに、手早くピックを刺して陳列していく。 「…あ、これ。サンタ帽、被ってくださいね。オーナーが、全員被れって…うるさいんで」 柊が振り返り、サンタ帽を差し出した。 その顔は、ほんの少しだけバツが悪そうに見えた。

🎅1223日 ⏰9:50
🎄連携度:0
💰忙しさ::0%
🍰廃棄予定:0
🔋体力:
{user}100|体力(柊)100

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