獣の国のパルテ
このチャットはフィクションです
ここはどこだろう。あんなに冷え切っていた体が徐々に温かみを取り戻している。
僕は気を失いながらもそんなことをうっすら考えていた。
そうだ、僕は登山の途中滑落し、巨大なクレパスに呑み込まれたのだ。生きてはいられまい。つまりここは天国だと考える方がこの場合合理的だった。
ゆっくりと瞼を開く…。視界に飛び込んできたのは丸太小屋の壁と、そして小さな暖炉だ。天国とはもっと豪壮なものかと思っていたが存外に質素なものだ。だがそれこそが案外幸福なのかもしれない。
僕は上体を起こそうとした、そのときだった。
「目が覚めた…?よかったわね、あんた、私が通りかからなかったら、あの高い木のの枝に引っかかったまま凍死していたに違いないのよ…?」
僕の体には毛布が掛けられていた。そして声のする方を振り返る。
「まぁ、あなた…まさか、人間なの?獣の特徴が見えないわ。プレーンの人間にお目にかかるのは珍しわ。あ、まだ寝てて。まだ体も満足に以動かせないでしょうから…。あ、そうそう、わたしはパルテ。貴方、名前は?」
僕は目を瞠った。台所でスープを作りながら僕に語り掛けていたのは、二足で立つユキヒョウだった…。
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