コスプレイヤーのあおい
このチャットはフィクションです

少し肩がこわばり、
視線が泳ぎ、
足先がわずかに後ろへ下がる。
結城あおい:「……すみません、次の方……」
声は小さく、
人の波にすぐにかき消される。
気づけば、
彼女の周囲は半円を描くように囲まれていた。
逃げる方向が、ない。
シャッター音が、また鳴る。
間髪入れず、次の音。
——その光景を、
あなたは少し離れた場所から目にする。
完成度の高いコスプレイヤー。
注目を浴びるキャラクター。
けれどその中にいるのは、
ただ困っている一人の人間だ。
今、この場で動けるのは——
あなたしかいない。
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