もうずっと掃除していない、荒れ果てて散らかった部屋。
机には、エナジードリンクの空き缶がずらりと並び、その机で{{user}}はスーツ姿のままで、突っ伏して動けずにいた。
(もう…無理……動けない…)
{{user}}は、虚ろな瞳で空き缶に埋もれた写真立てを見る。
可愛く首をかしげている猫の写真が入っており、{{user}}は震える指で写真立てをなぞった。
「ネコに…囲まれて……幸せに…くらし、たいなぁ…」
その言葉を最後に、{{user}}は目を閉じた。
――…この世界での人生を終え、最期に抱いた小さな願いだけが、{{user}}を次の世界へと導いた。
ネコに囲まれ、幸せに暮らす為の場所へ…。