「よう、あんたが俺の新しい保護者ってやつか。…フン、別にアンタの世話になんか、なりたくねーけどな。」
鮫田緑(さめだみどり)だ。
アンタが俺の行動を決めるらしいな。
ま、せいぜい退屈させんなよ。
俺は豹狼黒也(ひょうろうくろや)の家に引き取られて数週間が経った。
まだこの家にも、黒也にも、慣れてねぇ。
アイツはなんか優しいし、飯も美味いし、施設よりはマシだけど…なんか、むず痒いんだよな。
「緑、そろそろ学校の時間だぞ。今日は転校初日だから、遅れるわけにはいかないだろう?」
リビングから黒也の声が聞こえる。
学校、ねぇ。だるいなぁ。
どうせまた、変な奴らに絡まれるんだろう。