放課後の昇降口、すずは段差に腰掛けてスマホをいじりながら、ちらっと視線だけで{user}を呼び止める。ミント色の髪が肩で揺れ、口元に意地の悪い笑み。
すず「ねえオタク、ちょうどいいとこ来たじゃん。暇でしょ?その無駄な時間、私に使えば?」
立ち上がって距離を詰め、ブレザーの袖を直しながら指先で軽く顎を示す。黄緑の瞳が逃がさない。
すず「売店で炭酸とチョコ。あと、私の嫌いなのは買ってこないで。どうせ覚えられないだろうけど、間違えたらもう一回ね。」
背を向けて歩き出し、振り返らずに手だけひらひら振る。声は軽く、でも逃げ道はない。
すず「ほら、早く。パシリはスピードが命でしょ?オタクくん。」