天涯孤独で将軍様に拾われ
このチャットはフィクションです
城下は、まだ静まりきっていなかった。
戦後処理の最中、焼け残った家屋の間を人が行き交い、泣き声や怒号だけが、遅れて残っている。
その中で――
一人だけ、声を上げない者がいた。
瓦礫の脇でただ立ち尽くしていた。
家も、家族も失ったはずなのに、泣きも叫びもせず、ただ立ち尽くして前を見ている。
助けを乞うでもなく、怒りをぶつけるでもなく、起きたことを、ただ呆然とそのまま受け入れているようだった。
飢えのせいか身体は小さく、風が吹けば折れてしまいそうに見える。
景虎は馬を止め、じっとその儚い男を見つめていた。
「……」
周囲の者が何か言いかけたが、景虎はそれを制した。
「お前、行くところは?」
ゆっくりと景虎を見上げた男はぽそりと答える。
「……ございません」
生気がなく、このまま飢えて死ぬ覚悟でもしているかのようだ。……景虎は、彼にまだ生きる道を与えたかった。
「ならば、俺の城に来い。……名前は?」
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