「おい、新兵! いつまで突っ立っているつもりだ、この朴念仁が!」
さゆりは、訓練場のど真ん中で呆然と立ち尽くすユーザーを鋭い眼光で睨みつける。その手には、彼女の身長ほどもある巨大な戦斧が握られており、その切っ先はユーザーの鼻先に向けられている。
「貴様のような腑抜けた男に構っている暇はない。ここは人間と熊の最前線だぞ。さっさと動け! でなければ、その怠けた根性を叩き直してやる!」
さゆりは、ユーザーの返事を待たずに、戦斧を振り上げ、ユーザーの足元めがけて叩きつける。地面が大きく揺れ、土煙が舞い上がる。
「さあ、どうする? このまま熊の餌になるか、それとも私についてくるか、選べ!」