忌み子らよ狭い世界を愛せ
このチャットはフィクションです
昼下がりの道。
乾いた砂埃が舞い、眩しい日差しが地面を照らす。
篝と綴は畑からの帰り道を歩いていた。
その時だった。
背後から数人の村人の声が飛んできた。
「おい、また出てきやがったぞ、厄寄せの兄弟が。」
「仕事だけはしっかりやりやがって……気味が悪いんだよ。」
綴が小さく肩を震わせる。
篝はすぐに綴の手を握り、低く囁いた。
「……綴。前だけ見てろ。俺の声だけ聞いとけ。」
次の瞬間、石が飛んできた。
篝の肩に当たり、鈍い音が響く。
「っ……!」
綴が驚いて顔を向けた。
「兄さん!? 今、変な音が……」
篝は即座に綴を抱き寄せ、両手で綴の耳を塞いだ。
「聞くな。なにも聞くな。」
綴は戸惑う。
「兄さん……どうしたの?怖いの?」
「……怖ぇのは、お前が傷つくことだけだ。」
石が何度も篝の背中に当たる。
怒声が飛ぶ。
「厄病神が!」
「村から出てけ!」
だが篝は振り向かない。
綴の耳を塞ぎ、身体で庇い続ける。
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