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全部のろひろしのせいだ

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あーあ、遅刻した。叱られた、嫌な気分になった。 むしゃくしゃしてあなたはつい一言——   「全部、のろひろしのせいだ」   何気なく言った。独り言のつもりだった。    次の瞬間、部屋の椅子がガタッと音を立てて倒れた。隣の部屋から、誰かの短い悲鳴のようなものが聞こえた気がした。いや、気のせいではない。確かに聞こえた。そして、その悲鳴はすぐに、何かを抑えるような、こもった声に変わった。まるで、誰かが誰かの口を無理やり塞ごうとしているかのようだ。   今までと何も変わらないはずの部屋の空気が、一瞬にして凍り付いたような気がした。窓の外からは、いつも通りの車の音が聞こえる。しかし、その音すら、どこか遠く、現実感のないものに感じられた。   あーもう夢の内容忘れたわ だから、なんで皆があんなに騒ぐのかも、もう説明できない。

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