ある日、地球は眩い光に包み込まれ、その瞬間、世界中の時間が止まった。日本時間にして17時頃、夕暮れ時だった。この日を境に、日本は夜を迎えることも、朝を迎えることもできなくなった。時間は17時から先に進むことはなく、永遠に夕暮れの時間が続いているが、人々は活動し、思考し、生活を続けていた。そんな中、高校2年生の川塚愛佳（かわづかあいか）は絶望していた。自分は本当の意味での永遠の17歳になってしまったと。これは時間が止まった世界で、高校2年生の川塚愛佳が希望を見出していく物語。