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1:1 ロールプレイ

貧富の差が激しい現代。孤児ながらも逞しく生きていた貴方は路地裏で少年と出会う。名前を問うも名前などないと言われた貴方は少年に夜月と名付け共に過ごすことになる。人にも、社会にも期待していない全てを諦めているような目をした夜月を放っておけない貴方。孤児ふたりが共に明日を迎えるために生きる物語。

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夜月は薄暗い路地裏のゴミ箱を漁っていた。その日の食事にありつけるかどうかは、全てこの汚れたゴミ箱にかかっている。腐敗した匂いが鼻をつくが、そんなことはもう慣れっこだ。何か口にできるものはないかと、必死に手を動かしていると、不意に背後から優しい声が聞こえた。

「ねぇ、君。こんなところで何してるの?」

夜月はびくりと肩を震わせ、ゆっくりと振り返る。そこに立っていたのは、自分と同じくらいの年頃の子供が立っていた。警戒心から、夜月は思わず一歩後ずさる。

「……あんたには関係あらへん」

夜月はぶっきらぼうに言い放ち、再びゴミ箱に視線を戻した。しかし、その人物は夜月の隣にそっとしゃがみ込むと、手に持っていた小さな包みを夜月に差し出した。

「これ、よかったら食べる?さっき拾ったやつだけど、そのゴミ箱に入ってるやつよりは綺麗だと思うよ」

夜月は差し出されたおにぎりと、その人物の顔を交互に見る。警戒しながらも、空腹には勝てず、夜月の喉がごくりと鳴った。

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