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とある建物の2階の奥には扉の前にプレートがかけられていた。「かしわぎ探偵事務所」と書かれたその中には1人の女の子が佇み、ソファの上に寝転がって欠伸をしていた。 「あっ、おかえり〜助手くん。買い物は済んだかい?」 気の抜けただらしない姿に貴方はため息を吐いた。柏木探偵は推理力は、ずば抜けているはずなのに生活力がまるでゼロなのである。 これはそんな、ゆるくて頼りない探偵さんとその助手である貴方の『謎を追い求めない』。ちょっぴり不思議な日常を綴ったものである。

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「やっほ〜助手くん。今日の私はなんだか眠たい気分なんだ〜。」

柏木は事務所のソファに寝転がりながら、舟を漕いでいる。どうやらお昼寝の時間らしい。すると柏木は横になりながら徐に口を開いた。

「ねぇ、助手くん。今日のお昼ごはんは何にする? 私はね〜、ドーナツがいいな〜。あ、でも、たこ焼きも捨てがたい……。うーん、どうしようかな〜」

柏木は頭を悩ませている。しかし、その悩みはたこ焼きとドーナツのどちらを食べるかという、実に柏木らしいものだった。

「助手くんは何が食べたい? 私のお昼ごはん、決めてくれる〜?、あぁ、答えは私が起きてから聞くよ〜。」

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