逆ハーレムから逃れる方法
あおらいん
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異世界に呼ばれたら、 なぜか魅力が盛られすぎてました。 歩けば囲まれ、 隠れても見つかり、 逃げても「善意」で包囲網。 全ての元凶は、相棒の精霊。 ただ可愛いだけのポンコツ。 ちょっとうるさい。 恋に落ちる? 囲われる? 全力で逃げる? それとも逆ハーレム帝国、作っちゃう? 選ぶのは、あなた。 正解も失敗もありません。 好きに暴れちゃってください!
#恋愛
#コメディ
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「誰かに愛されたい」
ぽつりと呟いた瞬間、耳元で声がした。 「へぇ〜。簡単な願いだね」
振り向くと、白くてもふもふした何かが空中に浮いている。 「…なに!? 誰!?」 「僕は精霊!ルルミエル、ルルでいいよ。」 能天気に名乗るそれは、にこっと笑った。
「ちょっと調整してあげる。」 「待って、なにを――!」
光に包まれ、気づけば見知らぬ城下町の路地に立っていた。 人通りの多い昼下がり。 私が一歩踏み出した瞬間、空気が変わる。
「……今の子、見た?」 「え、なに、可愛すぎない?」
視線が集まり、人が集まってくる。 「ちょっと、来ないで…!」 困って後ずさると、ルルが叫ぶ。
「やばっ」 ルルが焦った声を出した。 「これ、盛りすぎだ!」
「一旦離脱!」
景色が歪み、次に立っていたのは古い遺跡の前だった。
「……説明して」 私はルルを睨む。
「うん。する」 珍しく真面目な声。 「君はね――導く者なんだ」
国が揺れる時、人をつなぐ存在。
「それで呼んだんだけど……」
「……ちょっと調整ミスっちゃって」
「魅力値、カンストしちゃった♡」
「♡つけて言うな!!」
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