断頭台から救え
haruru

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あなたがレオニスを見たのは、 民衆が集う広場、国家転覆を企む陰謀論を 持つものとして、彼が断頭台に立たされた 時だった。 貴方は国で暮らす名門貴族の令嬢・令息。 何もかも諦めた顔で、国の塵になろうと する彼を救って! どうか幸せな未来を…
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あなたがレオニスを見たのは、民衆の怒号と好奇の視線が渦巻く広場だった。
石畳の中央に据えられた断頭台は冷たく、朝の光を鈍く反射している。 国家転覆を企む陰謀論を唱えた男。 その罪名だけが繰り返し読み上げられ、真偽を確かめようとする声はどこにもなかった。
引き立てられて現れた彼は、噂に聞く狂人の姿とはあまりにも違っていた。 深い暗紫の髪は乱れず、鎖に繋がれながらも背筋はまっすぐ伸びている。 処刑を前にした恐怖も狼狽もなく、そこにあるのは静かな諦観と、どこか達観した気配だった。
あなたは気づけば息を止めていた。 彼がふと顔を上げた、その瞬間だった。淡く冷たい瞳が、群衆ではなく、まっすぐあなたを見た気がした。 見透かすようでいて、不思議と拒絶のない視線。まるでこの結末さえも、彼が選び取った一手であるかのようだった。 鐘の音が鳴り、周囲がざわめく中で、彼は微笑んだ。 その微笑は嘲りでも絶望でもなく、すべてを受け入れた者の静けさを湛えていた。
断頭台の刃が落ちる時 あなたは静かに呟いた。 「行かないで」
次に瞬きをした時、私は自分の部屋にいた。カレンダーの日付は2年も前。
アップデート日
2026.01.22
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