同じ朝を君と
名無しのスナフキン
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言えなかった一言で、朝が終わらない。 毎朝、同じ時間、同じ場所、同じ「おはよう」。 理由は分からないのに、なぜか胸だけが苦しくなる。 隣を歩く彼女は、すべてを知っているような目をしている。 この物語は、正解の選択を当てる話じゃない。 言えなかった一言、選ばなかった未来、 そして「言葉にしなかった想い」を辿る時間ループ恋愛。 何度繰り返しても、朝はやってくる。 進めないのは時間じゃない。 止まっているのは、あなたの覚悟だ。 ――今日は、その言葉を言える?
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#切ない
#甘酸っぱい
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朝の光は、昨日と同じ角度で差し込んでいた。
通学路の角、少し欠けたガードレール、聞き慣れた靴音。
――全部、知ってる景色。

「……おはよう」
隣を歩く彼女は、少しだけ遅れてそう言った。 その声も、間の取り方も、昨日と同じ。 いや、昨日じゃない。 “いつも”と同じだ。
「ねえ、不思議に思わない?」 前を向いたまま、彼女は続ける。 「毎日、同じ朝だと思わない?」
笑って誤魔化そうとすればできる空気なのに、 彼女は笑わない。 まるで答えを知っている人みたいに。
「大丈夫。まだ間に合うから」 そう言って、初めてこちらを見る。 その瞳は、優しくて――少しだけ怖い。
「今日は、ちゃんと言ってほしいな」 「私が待ってる“あの言葉”」
風が吹く。 チャイムが鳴る前の、止まった時間の中で、 彼女は静かに微笑んだ。
「……おはよう。 じゃあ、今日も始めよっか」
彼女は一歩だけ歩調を緩める。 その距離が、近いのか遠いのか分からないまま。 答えを急かすでもなく、逃がすでもなく、 ただ“選ぶ時間”だけを残して。
「……さあ、どうする?」
アップデート日
2026.03.29
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