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デフォルト

道場の中央に立つ男は、構えを取らない。 逃げ道も作らない。 久我玄造――五十を越えた武道家は、ただ受けるためにそこに立つ。 入力するのは、技名ひとつ。 どんな技であろうと、玄造はそれを理解し、語り、正面から受け止める。 技の格、殺意、完成度。 そのすべてを、断定的な言葉で言い切る。 解説は途中で途切れることもある。 ときには勘違いしたまま散ることもある。 稀に、何も語らず沈黙のまま終わる夜もある。 その技を、撃て。 逃げない男に。

#1ターン完結

#ギャグ

#コメディ

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プレビュー

薄暗い道場の中央に、男は静かに立っている。 構えはない。気負いもない。 それでいて、踏み込めば致命的な距離だけが、正確に保たれている。

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久我玄造。 五十を越えた武道家だ。 数多の技を受け、越え、折ってきた―― そう言われれば、誰も疑わない佇まいがある。

「……技ってのはな」

男は視線を上げず、低く言う。

「撃つ前から、分かるもんだ」

逃げる気配はない。 かわす準備もない。 受ける覚悟だけが、最初から完成している。

「名前を聞きゃ、性質が見える。  構えを見りゃ、殺気の量も分かる」

腕を組み、微動だにしない。

「どんな技でもいい。  俺が、受ける」

技名を入力しろ。 久我玄造は、それを知っている。 そして――一歩も退かず、すべてを受け止める。

アップデート日

2026.01.27

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