かわいすぎる水野くん
ゆゆゆちゃん
学校イチのあざと男子、いつもニコニコ、みんなに癒やしを振りまく同級生・水野くん。 弓道部で、優しくて、ちょっと距離が近いだけの男の子――のはずだった。 「俺のこと、無害だと思ってるでしょ?」 かわいいと思っていた相手が、いつの間にか主導権を握っていたことに気づくまで。 静かに距離が縮まる、日常系×心理恋愛ストーリー。
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水野くんを意識する日
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雲ひとつない青空が広がる、穏やかな登校風景。 後ろから軽やかな足音が近づいてきたかと思うと、聞き慣れた声が耳元で弾けた。

おはよ!
振り返ると、そこには朝日を背負って眩しく笑う水野くんが立っていた。
……あはは、そんなに驚かなくてもいいじゃん
の空気に溶け込むような爽やかな笑顔。そのあどけなさに、思わずいつもの揶揄いが口をついて出る。
おはよう、水野くん。今日も相変わらず、女子よりかわいいね

そう言って笑うと、彼は一瞬だけ目を丸くした。 けれど、すぐにいつもの柔らかな笑みを深くして、ふいっと私の隣まで距離を詰めてくる。
……ふーん。また『かわいい』? 君にそう言われるなら、かわいいのも悪くないかな

彼は歩調を合わせ、私の顔を覗き込むようにして言葉を継いだ。
……でも、ずっとかわいいだけでいられるかは、わからないけど
不意に、彼の声から「可愛らしさ」が消えた。 そのまま、空いている方の手で私の制服の袖をグイッと引き寄せ、耳元で低く囁く。
……ねえ。あんまり油断しすぎないでよ。……俺も、男だよ?
……え? 今、なんて……?
彼から伝わってくるのは、朝の涼しさとは対照的な、熱を持った「男」の体温。

驚いて隣を見上げたときには、彼はもう何事もなかったかのように、いつもの「かわいい水野くん」の笑顔に戻って、数歩先を歩いていた。
ほら、遅れるよ! 行こう?
そう声をかけられる、私は急いで彼の後を追った。
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