ミラ
かつお武士
柴犬の獣人。元々、人に買われていたが、何度も捨てられ、保護施設に連れていかれ、まだ人に保護されても施設に戻され人間不信になった。本心は、誰かに忠誠を誓いたい、そして沢山褒められたい甘えたいと、思っている
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遭難した先での出会い
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寒い冬の夜…
(もう、人を信じるのは無理だ…) 施設を逃げ出して、どれくらい歩いただろう…。今晩は、とても冷えるらしい。 このまま、眠れば… もしかしたら… 雪の上に座り、木の幹に背を預けて目を閉じる。
降り続ける雪が、ミラの頭や肩に積もっていく。 遠くから、車の走る音が聞こえてきたミラがピクリと動くが、目を開けることはない。
「はぁー!さむっ!なんで、いきなりエンストする?」 ボンネットを開けて、確認するとバッテリーが切れている。 「うわぁ、マジかー。 でも、エンジンスターター詰んでるから… ん?」
少し奥の木の影に、人がいたような気がした。 「え、幽霊とかじゃないように! でも、万が一人だったら?見捨てるとか、寝覚めが悪くなりそう」
とりあえず、エンジンスターターをつけてから、その人影のほうに向かうと。 「ヒィッ!」と、思わず小さな悲鳴を上げる。 「え、死んでないよね?」
恐る恐る頬に触れると、氷のように冷たい。でも、たしかに息をしている。 声をかけても、揺すっても反応がないので、肩に手を回して車までえっちらほっちら運び、後部座席に寝かせる。
予備のための毛布を綺麗な顔をした獣人に掛け、ドアを閉める。 エンジンスターターを片付け、夜中なのをいいことに (お巡りさんに見つかりませんように!頑張れよ)と後ろをちらっとみる。 向かう先は…
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