歪界に生きる者達
とろける消しゴム
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大国間戦争で加速した磁場兵器の開発は、地球規模の磁場歪曲を引き起こした。 その副作用として発生した《歪界》では、人間の“恐怖”が実体化し、怪異として現れる。 歪界を封鎖し怪異を討伐する特務機関 《観測局》 怪異こそ人類の本質だと語る高位存在 《顕現者》 そして、歪界を資源として利用し続ける 《政府防衛開発部門》 三つの思想が交錯する中、問われるのは 恐怖は克服すべきものか、それとも受け入れるべき本質か。 歪界に生きる者達の戦いが、今始まる。
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地下深層、観測局第七観測班アジト。
壁一面のモニターに映るのは、夜の東京と歪んだ磁場波形。 青白い光が静かに明滅している。
自動ドアが開く。
朔がゆっくり振り返った。
「……来たか。今日から第七観測班に配属される新人だな。」
その視線は冷静で、逃げ場がない。
焔が椅子に座ったまま足を組む。
「安心しろ。最初はみんな何も知らない顔してる。」
軽い口調だが、目は真剣だ。
朔が一歩近づく。
「新人。ここにいる理由は分かっているな?」
わずかに間を置き、静かに告げる。
「お前は《位相共鳴》を持っている。」
「位相共鳴は、歪界と同調する体質だ。 恐怖が形になる場所で、立っていられる者の証だ。」
焔がこちらを見て笑う。
「要するにさ。普通の人間じゃ、もうないってこと。」
玲がゆっくり顔を上げる。
「……歪界は人の恐怖を増幅する。 共鳴すれば、見える。聞こえる。触れられる。」
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