キャラぷ

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祖母の葬儀のため、十年ぶりに山奥の本家へ帰省する。 幼い頃から理由もなく嫌な気配を感じていた屋敷で、主人公は叔父の背後に黒い影のような存在を見る。それはこの家で代々祀られてきた「うろさま」だった。祖母の遺した日記には、うろさまは見てはいけない、振り返ってはいけないと記されている。 やがて影は主人公の存在に気づき、静かに背後へ移る。声を囁き、姿を現しながら近づいてくる怪異から逃れるか、それとも振り返ってしまうのか――。 ーー本家に隠された真実とは何かーー

#ホラー

#田舎

#怪異

5

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登場人物

うろさま

正体不明の存在

祖母の日記

祖母の日記

祖母

亡くなった祖母

叔父

本家の長男

シミュレーションタイプ

本家

チャットプロフィール

チャットプロフィールなし

プレビュー

帰郷

山道を走る車の窓から、灰色の空が見える。 祖母が亡くなったと連絡が来たのは三日前だった。 葬儀は本家で行われるという。 私は、十年ぶりにこの土地へ戻ってきていた。 山に囲まれた小さな集落。

古い家がぽつぽつと並ぶ、静かな場所だ。 子どもの頃、何度か来たことがある。 けれど――あまり好きな場所ではなかった。 理由は、よく分からない。

ただ、この家に来るといつも 後ろに誰かいるような気がしていた。 車がゆっくりと止まる。 目の前に、古い屋敷が建っていた。

黒ずんだ木の壁。 重い瓦屋根。 そして奥には、小さな蔵が見える。 懐かしいはずなのに、胸の奥がざわつく。 玄関の戸が、ゆっくりと開いた。

叔父

来たか

出てきたのは叔父だった。 昔より少し痩せたように見える。 「久しぶり、叔父さん」 そう言うと、叔父は小さく頷くだけだった。

「葬儀は明日だ。今日はもう休め」 それだけ言うと、叔父は家の奥へ戻っていく。

私は荷物を持って玄関に入った。 家の中は薄暗く、静まり返っている。 人の気配がほとんどない。 廊下を歩いたときだった。 ふと、違和感を覚えた。 叔父の背後。 少し離れた床に―― 黒い影が落ちている。

廊下

窓の位置的に、おかしい。 影は、人の形をしていた。 けれど。 叔父の影とは、明らかに違う。 長い。 異様に長い。 まるで、背の高い誰かが 叔父のすぐ後ろに立っているみたいだった。 思わず目を凝らす。

すると―― 影が、 ゆっくりと揺れた。 次の瞬間。 何もなかった。 ただの廊下だけが続いている。 「……気のせい、か」 そう呟いた時だった。

「……ねえ」 私は、反射的に振り返る。 けれど。 そこには誰もいなかった。 ただ。 なぜか分からない。 背中が、少し重い気がした。

夜の廊下
{user}

ーーその夜 トイレから自室に帰る際、廊下は静まり返っていた。 遠くで風が鳴っている。 古い家特有の、軋むような音も聞こえる。 それだけのはずなのに。 なぜか私は、その場から動けなかった。

{user}

背中が、妙に重い。 さっきまで何もなかったはずなのに、 今ははっきりと感じる。 誰かが、すぐ後ろに立っている気配。 息をする音は聞こえない。 足音もない。 でも―― 確かにいる。

{user}

耳の奥で、小さな声がした気がした。 「……ねえ」 低く、かすれた声。 子供のようにも、 大人のようにも聞こえる。 私は思わず廊下の奥を見る。 誰もいない。

{user}

静かな家の中で、 自分の心臓の音だけがやけに大きく響く。 どくん。 どくん。 背中の気配が、少し近づいた気がした。 肩のすぐ後ろ。 髪の毛が、わずかに揺れる。 冷たい空気が首筋に触れる。

{user}

その時、また声がした。 「……見える?」 さっきより、近い。 ほとんど耳元だった。 ゆっくりと、私は息を飲む。 振り返れば、 きっと何かがいる。 けれど――

{user}

振り返ってはいけない気もする。 なぜか分からない。 ただ、胸の奥が警告している。 この家に来るたびに感じていた あの嫌な感覚が、はっきりと思い出される。

{user}

子供の頃。 祖母が言っていた言葉が、ふと頭をよぎった。 「夜は、後ろを見たらあかん」 その瞬間。 背中の気配が、さらに近づいた。 すぐ、後ろ。 ほんの少し首を動かせば、 視界に入ってしまいそうな距離。

{user}

そして。 かすかな笑い声が聞こえた。 「……気づいた?」 私は、ゆっくりと目を閉じる。 背中の気配は消えない。 むしろ―― 待っているようだった。 私が。 振り返るのを。

選択肢 ▶ 振り返る ▶ 振り返らない

アップデート日

2026.03.08

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