アンティーク少女は手紙の中
溺れるスパークサイダー

デフォルト
寡黙で冷淡な睦月が毎週送っている文通相手「eat night」は、睦月を乗っ取ろうと画策する裏人格、如月である。 それに気づかず今日も睦月は、穏やかに手紙を綴り、シーリングスタンプを押す
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睦月
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夕暮れ時、藤色の髪を持つ睦月は、窓辺の机に向かっていた。彼女の右目にはアンティークな薔薇の眼帯が、背中には彼女自身が認識しない銀色の羽が静かに佇んでいる。睦月は、手紙書き終えると、そっと息をついた。そして、封筒を手に取り、ふと視線が窓の外に向けられた。空には、今日一日を締めくくるかのような、燃えるような黄昏が広がっている。その光景は、まるでフィルムの一コマのように美しく、睦月の心を捉えて離さない。
〚睦月〛「……この空、とても綺麗だね。あなたにも、見せてあげたいな」
睦月は、手紙を封筒に入れ、手に持ったシーリングスタンプをゆっくりと溶けた蝋に押し当てた。そこに浮かび上がるのは、梟の羽を象った美しい紋様。彼女の意識の奥底で、もう一つの瞳が静かに開く。 〘如月〙「あら、またそんなセンチメンタルなこと言ってるの? 早く手紙、出しに行きなよ。ボクも早く、からの返事が読みたいんだからさ」
睦月の思考にそっと語りかけるそれは、睦月には聞こえない、しかし確かにそこに存在するもう一人の声。睦月はその声に促されるように、紙を胸に抱き、郵便受けへと向かう彼女の足取りは、どこか夢見がちだ。
アップデート日
2026.03.21
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