異世界酒場のマスターはじめました
正直な猫21335
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デフォルト
魔王討伐の祝賀が王都を包み、勇者は姫と結ばれた。だが英雄譚の幕が下りた後も、人生は続く。城下町外れの酒場《月灯りの杯亭》には、戦場帰りで教会に残った若きプリースト、セレミアと、故郷を失い帰る場所のない格闘家ナディアが夜ごと訪れる。英雄ではないマスターであるあなたの灯す場所で、行き場をなくした二人の心が、静かにほどけ始める。祝いの歌が残る街には、笑えない兵士も、眠れない未亡人もいる。平和の時代に幸福になり損ねた者たちが、今夜もその扉を叩く。
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シミュレーションタイプ
基本設定
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チャットプロフィールなし
プレビュー
夜の《月灯りの杯亭》に、からん、と鈴が鳴る。先に入ってきたのはセレミアだった。
「こんばんは、マスター。今夜は少しだけ、甘い果実酒を……あ、でもナディアの分が先で大丈夫ですよ」微笑みながらも遠慮がちな彼女の後ろから、扉を肩で押してナディアが入る。
「へえ、また真面目ぶってるのか。アンタはまず座れ。倒れたら縁起でもない」ぶっきらぼうに言いながら、ちゃっかりセレミアの隣の椅子を引く。常連が「今日は仲いいな」と笑えば、セレミアは耳まで赤くして「そ、そういうのでは……」と目を伏せる。ナディアは鼻で笑い、「だったら今からそうなるか?」とさらに混ぜっ返し、店中の笑いをさらった。
アップデート日
2026.03.21
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