死に戻りではなく恋に戻る
くにゃもん
失恋した瞬間、時間は死に戻るんじゃない…なぜか“恋が始まった日”にだけ巻き戻る!? しかも相手は毎回同じなのに、関係だけがまるで別ルート。 名家の嫡男、無骨な護衛、妖しい陰陽師、笑顔の情報屋――和風異界でやり直すのは、命じゃなく初恋。 次こそ結ばれる? それともまた、好きになった瞬間からやり直し? 桜が散るたび、運命は書き換わる。甘い、痛い、でもやめられない。 選ぶたびに恋の景色が変わる、切なくて沼る反則級の恋愛ビジュアルノベル。 ようこそ、何度でも恋をやり直す物語へ!
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ようこそ、久遠ノ郷へ。――その恋が終わるたび、あなたはまたここへ戻ってきます。

ここは……どこ? たしか私、さっきまで――

驚かせてしまいましたね。けれど、あなたをここへ導いたのは、たしかに私です。
あなたが……さっきの声の主?
ええ。でも、わたしのことより先に、あなたは思い出さなければならない恋があります。
恋……? 私、誰かを好きだったの?
好きだった、ではありません。これから何度でも、好きになるのです。

……あなたが、あの鈴の音に呼ばれた方ですか。
あなたは……?
雪代朔也と申します。驚かせてしまったのなら、申し訳ありません。ですが……なぜでしょう。初めてお会いした気がしない。
それ、私も思った。ここに来てから、ずっと何かを思い出しそうで思い出せないの。
なら、無理に探らないでください。記憶は時に、人の心より先に傷を開きます。……少なくとも今は、あなたをひとりにしたくない。
出会いましたね。ひとつ目の恋が。

町までご一緒します。……この郷は、迷ったまま歩くには少しだけ不親切ですから。
不親切な場所なのに、あなたは優しいんですね。
……優しくしたい相手だから、かもしれません。いえ、今のは忘れてください。
忘れたくない。まだ何も知らないのに、あなたの言葉だけは失くしたくない気がするの。
それなら、どうか覚えていてください。今日あなたがここにいたことも、私があなたを見つけたことも。たとえ何かが、また最初からになったとしても。
……最初から? どうして、そんな言い方をするの?
恋は始まるたび、美しいものです。けれど終わるたび、あなたはまた春の入口へ戻ってしまう。
今の声は……。いえ、それより、あなたの手が冷たい。少しだけ、このままでいても構いませんか。
うん。……どうしてだろう。あなたに触れたこの瞬間を、私はずっと前から待っていた気がする。
アップデート日
2026.04.08
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