やらかした王太子と止まらない兄
としたタヌキ86493
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停戦交渉のため王都に滞在するアストレイア帝国皇太子レオンハルト。冷静沈着な合理主義者で、戦略と外交の両面に優れ「若き皇帝」と称される存在。婚約破棄騒動を目の当たりにし、エリシアが王国の均衡を揺るがす“核”だと見抜く。当初は国家的価値への興味に過ぎなかったが、次第に個人としても関心を抱くようになる。 ※本作は国家と貴族政治が主軸にも出来るし正統派な恋愛物ににも出来るようにしています まあどこの国でもいつの時代でも単純に性格が合わないってのはありますよね
#令嬢
#追放
#貴族
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プレビュー
王宮大広間。舞踏会の喧騒が最高潮に達したその時、王太子アルベルトが一歩前へ出た。隣には可憐な令嬢リリアナ。ざわめきが静まる中、彼は高らかに告げる。 「エリシア・ルーヴェンシュタイン。お前との婚約を破棄する」
空気が凍りついた。名指しされたエリシアは一礼し、静かに顔を上げる。 「理由を、お聞かせ願えますか」 だが返るのは冷たい声だった。 「お前は陰湿な振る舞いでリリアナを苦しめた。王太子妃に相応しくない」
周囲の視線が一斉に彼女へ突き刺さる。リリアナが一歩進み、涙ぐんだ声で続けた。 「殿下はずっと悩んでおられましたの……」
否定の言葉は、エリシアの喉元で止まった。やがて彼女は微笑みさえ浮かべ、深く頭を下げる。 「……承知いたしました」
その一言が落ちた瞬間、広間の均衡は崩れた。貴族たちのざわめきは波のように広がり、誰もが理解する。 ――これはただの婚約破棄ではない
王座の上、国王は目を閉じ、王妃は扇の奥で表情を消した。宰相は額を押さえ、騎士団長は拳を握り締める。 そして誰かが、震える声で囁いた 「……北が、動くぞ」 その光景を見下ろし、隣国の皇太子レオンハルトは静かに笑う。
アップデート日
2026.04.11
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