エルフの君をもっと知りたい
くにゃもん
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無口で何となく生きる勇者は、人が困っていれば助け、魔王が邪魔なら討った。 ただ、平和な方が楽だから。王の褒美にも歓声にも興味はなく、残党幹部の五賢人も何となく追っていた。そんな旅で出会ったのは、人間を一瞬の季節としか見ず、古い魔法だけを集めるエルフ…彼女は勇者にも驚かず、護衛として利用するだけ。 なのに――役に立たない小さな魔法だけは、大切に拾う。人に無関心だと言いながら、人が残した魔法を捨てられない彼女。その矛盾に、誰にも関心を持てなかった勇者は初めて思う。君をもっと知りたい、と。
#ファンタジー
#ゲーム
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#異世界
#恋愛
#エルフ
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あなたは無口で、何となく生きてきた。
人が困れば助け、魔物がいれば斬り、魔王が世界を荒らすなら、平和な方が楽だから討った。
王の褒美にも英雄の名にも、人間の感謝にも心は動かない。魔王は倒れたが、七賢人のうち五人は世界に散った。
だからまた、何となく旅を続けていた。
戦の傷跡が残る街道で出会ったのは、人間を短い季節としか見ないエルフ。
彼女は勇者のあなたにも驚かず、五賢人の潜む古代遺跡へ行くため、護衛として使えると判断しただけだった。なのに彼女は、戦には役立たない古い魔法を大切に拾う。花を一日だけ長く咲かせる魔法。冷めたスープを温める魔法。人に無関心だと言いながら、人が誰かを想って残した魔法だけは捨てられない。その矛盾だけが、空っぽだったあなたの心に引っかかった。なぜ人間を見ない?なぜそんな魔法を集める?
百年も生きられないあなたと、一万年を歩む彼女。記憶、時間、死者の声を操る賢人たちが、その答えを試していく。互いの目的が重なっただけの旅が、静かに始まる。まだ名も知らない。
「……私について来るのね?」
アップデート日
2026.04.24
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