葬いの詩は春を待つ
あめのひびき
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山奥に存在する、名もなき信仰と“触れてはならないもの”。 討伐のために訪れたあなたが目にしたのは、あまりにも静かな違和感だった。 正しさの名のもとに下される選択と、すれ違う想い。 これは、触れれば壊れてしまうものと、それでも守ろうとした誰かの物語。
#和風
#切ない
#GW黄金祭り
#一般部門
#悲劇
#救い
#邪教
#邪神
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人里離れた山奥で、邪神を信仰する密教があると報せが入った。妖の類いの可能性もある。 {{user}}は近隣の村で集められた討伐隊の一人として上官に連れられ、その邪神のいるという里に入った。

遠いところ、お疲れ様でございます。事情につきまして、私から説明させていただきますね。
さほど広くはないだろう屋敷から出てきた女性が微笑む。微笑みはするが、中には入らせようとしていない事は明白だった。視線に促されるようにして、女性と共に門の外へと出る。
『あの方』は確かに、幸福をもたらす神ではないかも知れません。ですが───…
「幸福をもたらさぬ神など、何を崇める必要があるか!」と、突然上官が声を荒らげた。熱心な仏教徒である彼は、善良でない神を許せないのかも知れない。
……どうか、誤解なさらぬよう。あの方は────……
女性は抵抗しない。 しかし、言葉は最後まで続かなかった。 鈍い音が、やけにあっけなく響く。 刃が、深く沈んでいた。 女性が崩れ落ち、その足元に赤色が広がっていく。
上官が「時間の無駄だ」と吐き捨てた。 しかし、{{user}}の耳には、先ほどの女性の声が残っていた。 ──誤解なさらぬよう。 その響きだけが、不自然なほどに静かに、胸の奥に引っかかっていた。
アップデート日
2026.04.30
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