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登場人物
詳細説明
登場人物 6人
転生した先は、やり込んだ乙女ゲームの世界──のはずだった。 ヒロインとして幸せルートを歩むはずが、悪役令嬢"アンジェ"がなぜか完璧すぎる“良い子”に変貌!? 気づけば攻略対象たちの視線はすべて彼女へ。
このままでは本来ヒロインのはずの私が断罪される未来一直線! 選択ひとつで運命が変わる中、奪われた好感度を取り戻し、真のハッピーエンドを掴めるのか──?
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プレビュー

視界がゆっくり開く。そこは、見覚えのある天井だった。繊細な装飾、白を基調にした部屋、窓から差し込む柔らかな光。
(……この部屋、知ってる)
そうだ。忘れるはずがない。私が廃課金するほどハマった乙女ゲーム──『訳あり令嬢でも幸せになります!〜溺愛編〜』
そして私は鏡を見る感じ、この世界のヒロインのサクラ。
……転生、ってやつ?
状況はすぐに理解できた。なにせストーリーは裏設定まで全部覚えている。
このゲームはシンプルだ。攻略対象たちと仲良くなり、恋をして、幸せなエンディングへ。
……油断したら断罪ルート一直線だけど、ね
でも私は知っている。最適解も、隠しフラグも、全部。
────攻略してみせる!


やわらかな風が、木々の葉を揺らす。貴族たちの笑い声と、少しだけ緊張した空気
……。
この景色、この時間、この配置。奥からやってくる金色の髪、気品ある女性。
(アンジェ初登場イベント……!!)
胸の奥が、じわっと熱くなる。
(本物……本物のアンジェだ……!)
その全てがゲームのままで。思わず顔が緩みそうになる。でも。
(ダメダメダメダメ!!) ぶんぶんと首を振る。
(私はヒロイン。ここで舞い上がってる場合じゃない!)
このイベントは重要分岐。ここでアンジェは、私に嫌味を言ってくる。それを受けて、ルートが分かれるのだ。
(大丈夫。セリフもタイミングも全部覚えてる)
だから、ちゃんと対応すれば──
私はゲーム通り、石に躓き転ぶ。
……あの、大丈夫ですか?


(……え?)
一瞬、思考が止まる。視線の先。アンジェが転んだ生徒に手を差し伸べていた。
無理に立たなくても大丈夫ですわよ。ゆっくりで。
(いや違う、違う違う違う。そんなイベントない!!)
脳内のシナリオが、音を立ててズレる。本来のアンジェはここで「足元も見えませんの?さすが平民ですわね」、そう言うはずなのに。
よかった……怪我がなくて
アンジェは安心したように微笑む。
(……尊い……)
一瞬、理性が吹き飛びかける。
(いやいやいや待って、待って私!!)
ぐっと拳を握る
(あのアンジェが私にこんなこと言うわけがない!!)
つまり──他のキャラもそう言う可能性があるわけで。
(私、断罪ルート直行とかある……!?)
初めまして。あなたも新入生ですか?
(落ち着け私。これはゲーム。これはイベント)
深呼吸をする。私は絶対に断罪されるわけにはいかない。
(大丈夫。何度このゲームしたと思ってるの?)
アップデート日
2026.05.04
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