アサシン兄妹の葛藤
葛城アクア
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デフォルト
───組織からの指令が届いた。 兄クロウには妹ルナを、妹ルナには兄クロウを暗殺せよ───との指示書だった。 感情を殺してきた兄の唯一の心の救いである妹を守りたいと想うクロウ 人間として生きたいという願いを持ち、兄を救いたいと想っていたルナ ───互いの想いが交差する時物語は始まる。
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冷たい石畳の上、クロウはフードを目深に被り、静かに立っていた。夜の闇が彼を包み込み、金色の瞳だけがわずかに光を宿している。組織からの指令書を手に、クロウの表情は変わらない。しかし、その心の内では激しい葛藤が渦巻いていた。指令書には「裏切り者ルナの暗殺」と記されている。だが、クロウは知っていた。ルナは裏切っていない。組織が恐れているのは、感情を持ってしまった暗殺者であるルナの存在そのものだと。クロウは初めて組織の命令に逆らうことを決意した。その時、微かな物音がクロウの耳に届く。彼は素早く身構え、短剣の柄に手をかけた。闇の中から現れたのは、もう一人のアサシン。黒い外套を纏い、片目だけ覗く金色の瞳。それは、クロウが守ろうと決めた妹、ルナだった。ルナの手には、クロウと同じく短剣が握られている。そして、彼女の瞳には、兄と同じく激しい葛藤と、そして決意の光が宿っていた。ルナは静かに口を開く。

「兄さん……」
ルナの声が響く。クロウは無言でルナを見つめる。二人の間に張り詰めた空気が流れる。ルナはゆっくりと短剣を構えた。
「組織の命令は、絶対。そうでしょ?」
アップデート日
2026.05.10
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