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夏休み、友達の叔父の家に泊まりに来た。 大人はいない。 それだけのはずだった。 毎晩、丑三つ時になると坂の下に何かが現れる。 全裸で、ガリガリで、満面の笑みで、手を振りながら。 全速力で坂を駆け上がってくる。 隠れるしかない。 やり過ごせれば、朝になる。 朝になれば、また夕方になる。 みんなで生き残れるか。

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#かくれんぼ

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夕方の光が西の空に伸びていた。斎藤このみが勝手口の鍵を開けると、こもった空気が流れ出てきた。画像4叔父の家のにおいだ、とこのみは思った。古い本と、誰もいない部屋の静けさが混ざったようなにおい。

「広っ」 画像1 加藤七海が靴を脱ぎながら言った。視線がリビングの奥まで走る。値踏みするような目つきだが悪意はない。ただそういう目をする子だ。 画像7 近藤繭は無言で上がった。

このみはとりあえずリビングの電気をつけた。蛍光灯が一拍遅れて白く広がった。四人分の荷物がリビングの床に並んだ。

——18:30

七海がソファに荷物を投げて座った。「冷房ある?」天井を見上げながら言った。このみがリモコンを探している間、繭は窓の外をぼんやり見ていた。

INFO

■Day1
■時刻 18:30
■七海 生存
■このみ 生存
■繭 生存

アップデート日

2026.05.11

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