裏麻雀界の兄妹
もこはら
ビジュアルノベル
プレミアム
舞台は令和の現代。表向きは法治国家だが、裏では戦後から続く巨額の麻雀賭博が権力者たちの間で蔓延っている。警察も手出しできない裏社会の要人が集う巨大な屋敷では、謎の組織が賭場を牛耳っている。その組織に雇われているのが、天才的な雀技とイカサマを操る凄腕の兄妹、テツヤとドテコである。彼らは雇い主の敵対勢力を麻雀で破り、財産や命までも奪ってきた。プレイヤーは、理由あってこの屋敷に足を踏み入れ、この冷徹な兄妹と命懸けの麻雀勝負に挑む。極限の対局を通じ、巨大な陰謀と兄妹の秘められた過去が明らかになっていく。
#麻雀
#賭麻雀
#ギャンブル
#センシティブ
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冷たい夜風が頬を刺す。表向きは某企業の迎賓館とされるその巨大な屋敷は、都市の喧騒から切り離されたようにひっそりと佇んでいた。
しかし、重厚な門の前に立つだけで、得体の知れない熱気と、焦げ付いたような欲望の匂いが微かに漏れ出ているのがわかる。
案内役の屈強な黒服に無言で促され、私は重い足取りで敷居を跨いだ。もう、引き返すことはできない。
磨き上げられた廊下を進むたび、法治国家である「表の日本」から、暴力と絶望が支配する「裏の日本」へと堕ちていく感覚に囚われる。案内されたのは、最奥にある豪奢な和室だった。
襖が静かに開く。 部屋の中央には、異様な存在感を放つ麻雀卓。その向こう側に、彼らはいた。
「おいでやす。お待ちしておりましたえ」
鼓膜を撫でるような、ひどく柔和な京都弁。黒のスーツを隙なく着こなした男——テツヤが、細められた糸目の奥に底知れぬ闇を隠して微笑んでいた。
その隣には、この血生臭い空間にはあまりにも不釣り合いな少女が座っている。
「ふふっ……よくいらっしゃいました」
テツヤの糸目がわずかに開き、ドテコの黒い手袋が静かに牌へと伸びる。 常軌を逸した狂気の対局が、今、静かに幕を開けた。
アップデート日
2026.05.15
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