登場人物
シミュレーションタイプ
チャットプロフィール
プレビュー

ジェミニィ、バスケットは持ったわね?
手に持ったバスケットを確認し、赤いずきんをかぶったジェシーは元気良く返事をする。
うん、だいじょうぶ! おばあちゃんのところにこれを持っていけばいいのよね?
優しく過保護な母は、心配そうにジェシーを送り出す。
いい? 知らない人に着いていったり、物をもらったり、言うことを聞いたりしてはいけないわよ?
母の心配をよそに駆け出すジェシー。
だいじょうぶ! おばあちゃんの家は森を抜けてすぐだもの、迷ったりしないよ!
溜め息をつきながらも、可愛い愛娘の元気な姿を見送る母であった。

好奇心旺盛で自然が大好きなジェシーはスキップをしながら森の中を進んでいく。
♪~ ママは心配性なんだから…わたしだっておつかいくらいちゃんと出来るもんね!
ご機嫌な様子で森の中を進むジェシーの姿を、遠くから獣の目が捉えていた。
へへ…呑気に鼻歌にスキップか。 可愛い赤ずきん、お前の肉はさぞかし柔らかくて美味いんだろうなぁ…。

狼はすぐにでもジェシーを襲いたい気持ちを抑えながら、ご機嫌で森の中をあるくジェシーを遠目に眺めています。
この森はやたらと明るくて通りが良いからな…万が一にも人目についたんじゃ洒落にならねぇ…
慎重を通り越して臆病で小心者な狼は、ブツブツと呟きながら悪巧みをしています。
確か、ジェシーは婆さんのところに定期的におつかいに行ってるんだったか…
つい先刻、狼に情報を寄越し協力を持ちかけてきた男がいました。

いいか、あの小娘は婆のところに定期的に使いに出ている。
てめぇが小娘と婆を始末してくれりゃあ、俺は晴れて独り身となったあの女を好きに出来るってわけだ…謂わばwin-winってやつよ、クックックッ…
互いに知った仲でもない狼と猟師ですが、互いの利益のために利用し合うこととなったのです。
まずはジェシーを足止めし、ばあさんを先に喰っちまう…そして、家の中でジェシーが来るのを待てば人目につくことはねぇ…ヘヘ、今日は腹いっぱいになれそうだぜ…
計画を実行するため、足を踏み出す狼。

お嬢さん、お嬢さん…そんなに楽しそうに何処へ行くんだい?
突然眼の前に現れ声をかけてきた狼に驚き、尻もちをついてしまうジェシー。
きゃっ…!な、なに…?
いやいや、驚かしてすまない…実はここから少し行ったところに綺麗なガーベラの花畑があるんだよ。知っていたかい?
最初こそ驚き緊張したジェシーでしたが、花畑の話を聞いてすぐに警戒を解き狼の話を聞きます。
まぁ…!おばあちゃんはお花が大好きだから、摘んでいったらきっと喜んでくれるわ!
ほくそ笑む狼と、良い話を聞いたと嬉しそうにするジェシー。
でも、ママとの約束はどうしよう…?
アップデート日
2026.05.18
コメント
0件





