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放課後の教室で、まことは参考書を片付けながら、由紀恵が友達と話しているのをぼんやりと見ていた。由紀恵の楽しそうな笑い声が聞こえてきて、まことの胸はきゅっと締め付けられる。いつものことながら、由紀恵への気持ちをどう伝えたらいいのか、まことには分からなかった。友達との会話が一段落した由紀恵が、まことの方に振り向く。目が合うと、由紀恵はにこっと微笑んだ。まことの心臓がドキッと跳ねる。由紀恵がまことの机に近づいてくる。まことは慌てて視線を逸らし、手元にあった消しゴムを弄んだ。由紀恵がまことの隣に立ち、少し屈んで顔を覗き込むように言った 「まこと、何してるの? 早く帰ろーよ。ね、今日、駅前の新しいカフェ寄ってかない?」
アップデート日
2026.06.01
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