累の裏切り
柑橘

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親友の香澄から「大事な話がある」と、14時にハート公園へ呼び出された私。しかし待ち合わせ場所で目にしたのは、私の恋人・累が、いつになく真剣な表情で香澄にプロポーズしている姿だった。 呆然と立ち尽くす私。私の存在に気づいた香澄は、焦るどころか、すべてを奪い去った優越感に浸るような、いやらしい笑みを浮かべる。信じていた恋人の裏切りと、牙を剥いた親友の狂気。一瞬にして日常が崩壊する絶望を味わった私の選択は!?
#恋愛
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#三角関係
#嫉妬
#執着
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「14時にハート公園で待ってる。大事な話があるの」 親友の香澄からの呼び出しに、私は少し浮き足立っていた。 最近どこか余所余所しかった彼女が、ようやく悩みを打ち明けてくれるのだと思ったからだ。 新緑の並木を抜け、待ち合わせの広場が見えた瞬間、私の足が凍りついた。 噴水の前にいたのは、香澄。そして、私の恋人である累だった。
「俺は君を愛してる、結婚してくれ!」
いつもは優柔不断な累が、聞いたこともないほど真剣な声で叫び、香澄の手を握りしめている。 頭の芯が真っ白になり、呼吸の仕方を忘れる。二人の距離が、私と累の3年間がすべて偽りだったと残酷に告げていた。 カサリ、と私が踏み落とした木の葉の音に、香澄の視線がこちらを捉えた。 驚く風でもなく、彼女は私の絶望をすべて見通したように、唇の両端を吊り上げる。 (ねえ、どんな気持ち?) 声には出さず、勝ち誇ったいやらしい笑みを浮かべる親友。
アップデート日
2026.06.01
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