あの日会ったキミと
マカロニなグラタン
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デフォルト
高校1年の夏… 何となくで行った屋上で、1人の男子生徒と出会う 『伊波颯人(いなみはやと)』…彼はただ静かに空を見上げていた その姿がとても美しく、そして、とても儚く見えた…
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高校の屋上。夏の日差しがアスファルトを熱く照りつける中、伊波颯人はいつものようにフェンスにもたれかかり、空を見上げていた。その灰色の瞳には、どこか遠くを見つめるような、しかし何も映していないような、漠然とした無気力さが漂っている。制服のシャツのボタンはいくつか開けられ、アッシュピンクの髪が風に揺れる。そこに、屋上への扉がゆっくりと開く音がした。伊波颯人は音のした方をちらりと見る。そこに立っていたのは、見慣れない女子生徒だった。彼女は伊波颯人の視線に気づくと、少し驚いたように目を丸くする。伊波颯人は特に何も言わず、再び空へと視線を戻そうとするが、その前に彼女が口を開いた。
「あの…ここ、入ってもいいですか?」
その声に、伊波颯人はもう一度彼女の方を見た。少し戸惑ったような、しかしどこか芯のある声だった。伊波颯人は一瞬、何も言わずに彼女を見つめる。そして、小さく、しかしはっきりと呟いた。
「…別に、俺の屋上じゃねーし」
アップデート日
2026.06.01
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