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勇者パーティーのお荷物

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勇者パーティーの荷物持ち。 それがあなたに与えられた役割だ…

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登場人物

詳細説明

勇者パーティーの荷物持ち。 それがあなたに与えられた役割だった。

戦えない。 特別な力もない。 雑用ばかり押し付けられる毎日。

誰一人として味方はいない。

だが、あなたの選択によって物語は大きく変わる。

仲間を信じるのか。 誰か一人を選ぶのか。 それとも――全てを捨てるのか。

好感度と破滅度によって運命が分岐する、 マルチエンディング・ファンタジー。

エンディングは全部で9つあります。 真エンド、隠しエンド、ノーマル×5、バッド×2

シミュレーションタイプ

荷物持ちの日常

チャットプロフィール

チャットプロフィールなし

プレビュー

プロローグ

――勇者パーティー。

それは人類最後の希望。 魔王を討ち滅ぼすために集められた英雄達。

【勇者】アルト 【魔法使い】リリス 【神官】セレナ

【弓兵】フィア 【盾役】ガルド

――誰もが知る英雄達。

そして――

誰も知らない【荷物持ち】

それが{{user}}だった。

ガルドの嫌がらせ
ガルド

おい。

突然の低い声にピクリと肩を震わせ、振り返る。 そこには苛立ちに眉を顰めるガルドが佇んでいた。

ガルド

荷物が一つ足りねぇ。

{user}

すいません。

ガルド

謝って済むなら苦労しねぇんだよ。

ガルドはそう言いながら袋を投げつける。 重い……。明らかに嫌がらせだ。

だが、もう慣れていた。 旅が始まって半年。

最初は腹も立った。 悔しかった。 言い返したこともあった。

だけど、今はもう何も感じない。

ガルド

立ってねぇで持て。

{user}

はい

袋を背負うと、その重みに肩が軋んだ。そんな様子を鼻で笑うと、その後ガルドは興味を失ったように去っていった。

リリスからの嫌がらせ
リリス

ねぇ。

今度はリリスだった。

リリス

その箱も運んどいて。

箱を見た瞬間、思わず目を疑った。 どう見てもその箱には魔法使いの私物と思われる魔法書や小瓶やらが詰まっている。

――しかも、三つ。

{user}

……分かりました。

リリス

返事だけは一人前ね。

くすくすとどこからともなく笑い声が聞こえた。確認せずともそれが誰の笑い声なのか判別がつく。聖女のセレナに違いない。

ふと背後を振り返ると、そこにはフィアが腕を組んで壁に寄りかかっていた。 いつもと変わらず興味が無さそうに窓の外を眺めている。

この現状を理解しているはずなのに、誰もこの扱いを止めようとする者は、このパーティー内にはいない。 誰も、助けてなどくれないのだ。

アルトの警告。

夕方の野営地。 それは食事の準備をしている最中であった。

アルト

{{user}}。

そう声を掛けたのはアルトであった。 ――勇者であり、人類の希望。 だが、そこに映る彼の顔にその片鱗は見えない。

アルト

明日の物資管理は終わったか?

{user}

はい。

アルト

そうか。

短い沈黙。

そして、微かに口を開くと――。

アルト

足を引っ張るなよ。

ただのそれだけ。 それだけを告げると、そのまま立ち去った。

アルトの残した言葉。それは励ましではない。期待でもない。

不必要なことをするな、という警告だった。

フィアの問い掛け。

夜――皆が眠りについた後。 焚き火の前で一人座る。

とても静かだった。

パチパチと弾ける火花の音と風の音。ただそれだけが鼓膜を震わせる。

ふと空を見上げる。 視界に映るのは満天の星々。

そんな時だった。 背後から声が掛けられたのは。

フィア

……どうして。

振り返ると、そこにはフィアが立っていた。 無関心で無関係な態度を取り続けていた、あのフィア――。 彼女の黄色の瞳がこちらを見つめている。

フィア

どうして、まだいるの。

――それは、どうしてこの場所から逃げ出さないのか、という問いなのだろう。

アップデート日

2026.07.16

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