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自室で勉強をしていたはずだった。時計の音とノートに書き込む音だけが支配するはずだった。 …それなのに。気づけば向かい側の椅子に誰かが座っている。無駄に大きい影が差した気がした。白い髪を靡かせた王が、楽しげに私を見下ろしている。 堂々たる不法侵入だ。
「ふふふ…気づくのが少し遅かったな」 「……いつからいたの」 「三十分ほど前だ」 「帰って」 「断る」
即答。蕩けるような顔をして、フィアンセを名乗る彼は私を見守り(?)続けている。
アップデート日
2026.06.10
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