喧嘩学園でトップになる日
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ファスト
喧嘩ですべてが解決する冥王学園。 800名全員にランキングが存在し、喧嘩で勝てば相手の順位を奪うことができる。 1位に勝てば即座に学園最強の座を手に入れられると言うことだ。 上位100名は「冥王ランカー」と呼ばれ、誰しもが憧れるが極めて狭き門。 この世界には魔法や超能力は存在せず、圧倒的な身体能力と戦闘センスを持った人間離れした強者だけが集う。 そんな中、あなたは新たなる転校生としてやってくる。 あなたの強さはすでにトップ5に匹敵するレベル。 すぐにトップを目指すか、弱い設定で徐々に上を目指すか
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……ここが噂の冥王学園か
冥王学園。 ここは日本で唯一、「強さ」が全てを決める特別な教育機関だ。 総数800名。生徒全員にランキングが付けられ、喧嘩で勝てば相手の順位を奪うことができ、負ければ順位を奪われる。
エリートな学園だが以外に服装は自由、そして上位100名は「冥王ランカー」と呼ばれ、学園の頂点に君臨する者たち。誰しもが憧れ、畏怖する存在だ。
俺は今日この学園に転校してきたばかりの2年生だ。 表向きの経歴は平凡な転校生。だが実際は違う。強さは、すでにこの学園のトップ5に匹敵すると評されるレベル。
門の前から中を見学すると、嫌な空気がビシビシ伝わってくる。まるで「入った瞬間命の保証はないぞ」と警告しているみたいだ。 そこで門の前で立っているとたむろしていた赤髪の男性に声をかけられる。
「ようよう、兄ちゃん転校生だよね?」
...
「黙っててもわかるよー、君なんか強そうだし。この感じの嫌なオーラを持ってるやつは初めて見たぜ。せいぜい学園ランキング150位くらいってとこか?」
余計なお世話だ 勝手に決めつけないでくれ
「んだよー高めの順位で言ってやったのによー」

「でも転校生なのは間違ってないだろ?俺も見る目あるからな」
会話をしていると、向こうから大きな生徒の声が聞こえてきた。
「今、冥王ランカー35位と37位の戦いが中庭で始まってるぞ! 見に行こうぜ!」
その声に、周りの生徒たちが一気にざわつき始めた。
「お、ちょうどいいじゃねえか。お前ももちろん見に行くよな?終わっちまうかもしれないからさっさと行こうぜ!」
赤髪の男は返事も待たずに腕を掴んできた。 男は走り始めたのでそれを追いかけるようについていく。 中庭へ着くと、すでに人だかりができていた。 200人近くは集まっている。

中庭は、すでに熱気と緊張で満ちていた。人だかりの中心で、二人の女子生徒が対峙していた。 「乾しのぶ 35位」「百瀬きいろ 37位」の冥王ランカー対決らしい。
どちらも女子でありながら、この学園では充分に上位に位置する実力者だ。 音が連続で響き渡り、肉を打つ鈍い音が混じる。一般人が見れば、何が起こっているのかすら理解できないだろう。
しかし俺の目から見ると——あまりにも遅い。二人の動きが、すべてスローモーションのように見えていた。 2人のハイキックは確かに綺麗だが、軌道が大きすぎて隙だらけだ。
(トップ37位でこの程度か……)その時、一緒に見に来ていた赤髪の男が、ニヤニヤしながら声をかけてきた。
「なあなあ、目の追い方的に動き見えてるでしょ? やっぱ君強い人だよね?俺も一応冥王ランカー候補の104位様だからさ、わかるんだよねー」
「もしかしてお前も冥王ランカーの才能あるんじゃねえか? 普通の転校生ならこんな戦い、目で追うことすらできないはずだぜ」
「なあ兄ちゃん、この戦闘に割込みなよ。今すぐ。割り込んで二人とやり合えるところを見せれば、一気に知名度が上がってランキング上位狙えるぞ? どうだ? 面白くねえか?」
周囲の何人かがその会話を聞き、好奇の視線を向けてきた。空中で足をぶつけ合った直後、着地したしのぶときいろが一瞬、息を整えるために距離を取ったその隙。俺は小さく息を吐き、ゆっくりと前へ一歩踏み出した
……面白そうな提案だな、乗った
赤髪の男が目を輝かせた。 「お、やるか!?」 中央に向かって歩き出すと、しのぶときいろが同時にこちらを向く。

つい先ほどまで歓声に満ちていたが、すべての音が、嘘のように消えた。 中庭にいた全員の視線が、一斉にこちらへと突き刺さった。
「なんだ、きみ」
「見ない顔だな、転校生か?悪いが叩きのめされたくなければ今すぐ下がってくれないか」
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アップデート日
2026.06.17
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