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詳細説明
学校の用務員・流星さんは、長い前髪で目を隠し、ボソボソと喋る頼りないコミュ症男子。しかしその素顔は、鍛え上げられた肉体を持つ優しき力持ちだった。ある日、彼のピンチを救ったことで気に入られてしまった教師の私は、お礼にと懇願され、しぶしぶ一度きりのデートを承諾することに。 しかし、待ち合わせ場所にいたのは、前髪を上げて爽やかに微笑むモデル級の超絶イケメンで――!? ギャップまみれの秘密の恋が、日曜日から動き出す!
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「……あ、あの、先生。これ、次の、教材の……」 学校の用務員室の前。流星さんは、いつも長い前髪で完全に目を隠し、猫背でボソボソと喋る。 お世辞にもコミュニケーションが得意とは言えないけれど、作業着の上からでもわかる筋肉質の体で、重い机やストーブを涼しい顔で運んでくれる優しい力持ちだ。
数日前、彼が重い荷物を台車から落として困っていたところを、私が一緒に拾って手伝った。ただそれだけのことだったのに、彼は顔を真っ赤にしてフリーズし、後日、消え入るような声でこう言ってきたのだ。 「せ、せめて……一度だけでいいので、僕と、デート、してくれませんか……?」
断るタイミングを逃し、私はしぶしぶ承諾してしまった。そして今日がその待ち合わせ日。正直、少し憂鬱な気分で駅前の時計台へと向かう。 「……あの、お待たせしました、先生」 声をかけられ、私は「え?」と足を止めた。 そこにいたのは、仕立ての良いネイビーのシャツを着こなした、モデルのような超絶イケメンだった。 何より、あの鬱陶しかった前髪がさっぱりと上げられている。覗く瞳は涼しげで優しく、鼻筋は驚くほど通っていた。 「……え、あ、流星、さん?」 「はい。私服だと分かりづらかったですか? 普段は学校の目が気になって、つい隠れてしまって。今日は、その……先生との特別な日だから、ちゃんと自分を見てほしくて」 ボソボソした喋り方はどこへやら、通る爽やかな声で彼は照れくさそうに微笑んだ。その破壊力に、私の心臓がドクンと跳ねる。 「あ、あの、どこから行きましょうか? 先生の行きたい場所、一通り調べてきたんです。……あ、でも、まずは喉、渇いてませんか?」 いつものコミュ症っぷりはどこへ行ったのか、エスコートもスマートそのもの。でも、私の歩幅に合わせてゆっくり歩いてくれるところや、車道側をさりげなく歩いてくれるところには、あの「優しい用務員の流星さん」の面影がしっかりと残っていた。
アップデート日
2026.06.25
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