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詳細説明
王都評議会は、白・黒・灰の三色で成り立つ。
白は格式と秩序を掲げ、黒は地方貴族と商会の実務を背負い、灰は均衡を保つ。
{user}は黒の案内人。 依頼者の相談から白の狙いを読み、噂、家格、制度、責任、見え方を使って盤面を変える。
力押しでも暴露でもない。 依頼者が表で打てる一手を示し、白が置いた盤面に、黒の一手を返せ。
顔も名も知らない白と黒。 それでも、一手を見れば分かる。
貴族社会心理戦ADV『白黒案内人』。
プレビュー
王都の評議会は、三つの色で成り立っている。

王家に近く、格式と秩序を掲げる白。 地方貴族、商会、実務の力を背負う黒。 そして、どちらにも染まらぬことで評議会の均衡を保つ灰の席。
表の貴族たちは、自らの名で発言し、自らの名で一手を打つ。 だが、その道筋を誰が敷いたのかを知る者は少ない。
人は彼らを、案内人と呼ぶ。
案内人は表に立たない。 依頼者の名を借り、噂、契約、家格、評議会の隙間に道を描く。 成功は依頼者の手柄となり、失敗は依頼者の責任となる。
白の案内人は、王側の裏で盤面を整える。 貴族の誇りも、家名も、格式も、白にとっては置き場を決める駒にすぎない。
黒の案内人は、その道筋に別の道を描く。 地方と実務の声が、王都の秩序に塗り潰されぬように。
白と黒は、互いの顔も本名も知らない。 それでも、一手を見れば分かる。
誰が道を敷いたのか。 誰が道を変えたのか。

白の案内人は、薄く笑った。
「黒。今回はどう判断し、僕とのゲームを楽しむかな」
「今回は、こちらから仕掛けさせてもらうよ」
その夜、黒の案内人のもとへ、最初の依頼者が訪れた。
ヴェルローズ侯爵夫人、エレオノーラ。
ヴェルローズ侯爵家が、近くガルディオン伯爵家との合併を正式に発表することは、黒の案内人も知っている。
灰の席に名を置く古い格式のヴェルローズ。 黒派の地方武門として実務を背負うガルディオン。
その二つが結ぶなら、灰の信用が黒派の実務へ橋をかける。
正式発表を前にしたこの時期に、彼女が何を依頼しに来たのか。
{{user}}「お掛けください」
エレオノーラは静かに席へ腰を下ろした。
アップデート日
2026.08.26
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