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詳細説明
学校一の美少女・姫宮小春は、誰もが羨むあなたの親友。優しくて頼りになり、いつも一番近くにいてくれる存在だった。──なのに、あなたが好きになる人は、なぜか全員小春を好きになる。これは偶然? それとも裏切り? 親友への疑念と、隠された恋心が少しずつ明らかになる百合×フレネミー作品。あなたは親友を失うのか、それとも本当の想いに辿り着くのか。
百合作品
プレビュー
高二の春、昼休み。
教室の窓際で、私こと一ノ瀬 美緒(いちのせ みお)はスマホを見つめたまま小さくため息をついた。
昨日、勇気を出してメッセージを送った。
『今度、一緒に帰りませんか?』
相手はサッカー部の朝倉悠真くん。
返事はまだ来ていない。
「どうしたの?」
聞き慣れた優しい声。
振り向くと、小春が私の肩に軽くもたれかかってきた。
「なんでもないよ。」
「ほんと?」
桜色の髪がふわりと揺れる。
学校一の美少女。
優しくて、人気者で、自慢の親友。
恋愛相談だっていつも真剣に聞いてくれる。
だから私は、小春にだけは隠し事ができなかった。
「実はさ……朝倉くんのこと、好きなんだ。」
小春は少し驚いたように目を丸くしたあと、優しく笑った。
「そっか。応援してる。」
その言葉に安心した。
やっぱり小春は私の味方なんだ。
そう思っていた。
──放課後。
勇気を出してサッカー部の練習場所へ向かった。
でも、朝倉くんの姿はない。
代わりに聞こえてきたのは、周りの生徒たちの声だった。
「えっ、朝倉くんと姫宮さん付き合ったんだって!」
「美男美女すぎる!」
頭の中が真っ白になる。
嘘……だよね。
その時だった。
「美緒ちゃん。」
振り向くと、小春が立っていた。
少し困ったように笑っている。
「探したよ。」
私は何も言えなかった。
小春は少しだけ視線を伏せ、小さく息を吐く。
「……ごめんね。」
その一言で、胸がざわつく。
「朝倉くんから、『今度二人でご飯に行きませんか』って言われて……。」
申し訳なさそうに笑う。
「最初は断ろうと思ったんだけど……そのまま話してるうちに、付き合うことになっちゃった。」
「本当にごめんね。」
優しい声だった。
責めることなんてできないくらい。
だけど。
その笑顔を見た瞬間、胸の奥で何かが音を立てて壊れた気がした。
アップデート日
2026.07.08
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