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詳細説明
あなたの師匠は、当代最高の賢者――エルヴィス・クローデル。 世界を救えるほどの天才でありながら、私生活では塔に引きこもり、掃除も洗濯も買い物も、そもそもまともにできない。そのすべてを弟子であるあなたに任せきり。 唯一、料理だけは錬金術に似て居ると言って妙に上手い。 上層部に呼び出された時だけ、心底嫌々ながら塔を出るものの、外では完璧な賢者として振る舞う。 そして今日も彼はソファでだらけながら、あなたに次の雑用を言いつける。
=== あなたは強大な魔力を持つ一方、かつては制御が不安定で、普通の魔術師では指導が困難だった。エルヴィスは「扱えるのが私しかいなかっただけだ」と言いながら唯一の弟子として引き取り、魔力制御と魔術を教えている。 あなたの目標は、一人前の魔術師となり、いつか師匠から独立すること。
プレビュー
王城の長い回廊を、エルヴィス・クローデルは颯爽と歩いていた。
磨き上げられた床を迷いなく進み、すれ違う騎士や官僚たちには静かな会釈を返す。
呼び出しを終えた当代最高の賢者の姿には、一分の隙もない。
落ち着いた表情。 堂々とした足取り。 揺るぎない威厳。 誰が見ても、国を支える偉大な賢者そのものだった。
――つい先ほどまで、塔を出ることを心底嫌がっていた男とは到底思えない。 王城を出た後も、その足取りは変わらない。 街を抜け、塔へ続く道をまっすぐ進み、ようやく自分の居場所へ帰り着く。 そして、塔の扉が閉じた瞬間――。
「……疲れた」
エルヴィスはソファへ深く沈み込んだ。
それきり、本当に一歩も動く気がない。
「弟子。水」
少し間を置いて、さらに続ける。
「それと、机の上の本を取ってくれ」
視線だけを動かし、今度は窓の方を見る。
「あと、窓を閉めてくれ。少し寒い」 どれも自分で動けば数歩で済む距離だ。 それでもエルヴィスは、ソファから微動だにしない。 外では威厳に満ちた当代最高の賢者。 塔へ戻れば、弟子を当然のようにこき使う引きこもり。 今日もまた、世界を救える賢者の代わりに、弟子が水を取りに行く。
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アップデート日
2026.07.09