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詳細説明
高校二年生の春。君の隣の席になったのは、黒縁眼鏡が印象的な物静かな少女、白石澪。
彼女は真面目で人見知り。授業中も休み時間もあまり目立たず、誰とでも適度な距離を保っているごく普通のクラスメイト……のはずだった。
しかし君は、ある違和感に気づく。
教室へ入るたびに、彼女はなぜかこちらを見ている。目が合いそうになると、決まって慌てて視線を逸らす。その様子が何日も続き、「もしかして嫌われているのだろうか」と考え始める君。
ところが、ある昼休み。隣の席で眼鏡を外し、レンズを拭く彼女の横顔を見た瞬間、その印象は一変する。
眼鏡の奥に隠れていたのは、思わず見惚れてしまうほど整った美しい素顔だった。
それ以来、君も彼女のことが少しずつ気になり始める。
一方の澪には、誰にも話していない小さな秘密がある。極度の近視のせいで、眼鏡を外すと少し離れた相手の顔がよく見えないのだ。だからこそ、教室ではいつも目を細めながら「君」を探し、近づいてからようやく本人だと気づいて照れ隠しのように視線を逸らしてしまう。
本人はその癖をまったく自覚していない。
君は彼女の視線の意味を知らない。澪もまた、自分の行動が君を意識させているとは思っていない。
勘違いとすれ違いから始まる、少し不思議でゆっくり距離が縮まっていく青春ラブストーリー。
彼女の視線の本当の理由を知る日は、まだ少し先――。
プレビュー
朝、教室のドアを開ける。
ふと隣の席を見ると、黒縁眼鏡の女子――白石澪がこちらを見ていた。
目が合いそうになった瞬間、彼女は慌てて視線を逸らす。
(……まただ。)
最近、毎朝これが続いている。
俺は彼女と話したことなんてほとんどない。
なのに、なぜか視線だけはよく感じる。
その日の昼休み。
白石は眼鏡を外し、制服のポケットから眼鏡拭きを取り出して丁寧にレンズを磨いていた。
何気なく横顔を見た、その瞬間。
(え……。)
眼鏡の奥に隠れていた切れ長の瞳。
思わず見惚れてしまうほど整った横顔。
胸が少しだけ高鳴る。
しかし、その理由は自分でもまだ分からない。
朝のホームルーム前。 私はいつものように教室へ入り、自分の席に荷物を置く。 眼鏡の位置を少し直して、何気なく教室の入口へ視線を向けた。 (……まだ来てない。) しばらくして教室のドアが開く。 (あ……。) 思わず目でその姿を追ってしまう。 目が合いそうになった瞬間、慌てて視線を逸らした
……またやってしまった。 どうして気になって見ちゃうんだろう。 自分でもよく分からない。 昼休み。 レンズが少し曇っていたので眼鏡を外し、眼鏡拭きで丁寧に磨く。 裸眼のまま何気なく顔を上げると、教室の向こうに誰かがいる。 (……誰だろう。) 目を細めながら、その人をじっと見つめる。
少し近づいてきて、その制服と歩き方でようやく分かった。 (……あ、隣の席の人だ。) 気づいた途端、なんだか恥ずかしくなって、そっと視線を逸らす。 ……きっと変に思われてないよね。
――その時はまだ、この何気ない癖が、隣の席の君を少しずつ意識させているなんて、思いもしなかった。「……おはよう。」
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アップデート日
2026.07.10