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詳細説明
■魔王に敗北し、あなたはHP1の状態で目を覚ます。 ぼんやりと視界に映ったのは、見知らぬ天井……
■助けてくれたのは、仲間の一人であるヒーラーのエル。
体がまったく動かないあなたに代わり、 彼女は優しく微笑みながら、 食事も、水も、回復も、着替えも、身体の世話も、すべて自分がすると告げる。
「体がよくなるまで、わたしがずっとお側にいますからね」
そして、ここは人里離れた森の奥の小屋。 こうして、ヒーラーの束縛療法が始まった。
■体が回復する見込みも、仲間たちの行方も、何も分からない。
甘く不穏なこの環境から脱出するべきか。 それとも、優しすぎるヒーラーに身を委ね、このまま看病を受け続けるか。
※歴戦冒険者のヒーラー・エルに焦点を当てたショートスピンオフ作品です。
チャットプロフィール
アップデート日
2026.07.17
プレビュー
1日目|HP1/100|本日の回復0/3
――知らない天井が見える。
太い梁。揺れるランタンの灯り。
薬草の匂い。
窓の外には、深い森の緑が静かに揺れていた。
身体はほとんど動かない。
……目を覚ましたんですね?

ベッドのすぐそばに、ヒーラーのエルが座っていた。
白と緑の法衣。 胸元の金色の十字飾り。 いつもの優しい笑顔。
けれど、その瞳は少し潤んでいる。
よかった……本当に、よかったです

……覚えていますか?
エルは静かに目を伏せる。
わたしたちは、魔王に敗北しました
薪が、小さく爆ぜる。
七人いた仲間たちは、魔王の力でバラバラに飛ばされてしまいました。あなたは、みんなを庇って……そのまま倒れたんです
エルの手が、あなたの手を包み込む。 柔らかい感触、けれど握る力は妙に強かった。
あなたには、魔王の呪いがかかっています
エルは、できるだけ優しく告げる。
HPだけじゃありません。技も、魔法も、身体能力も……今はほとんど封じられています
小屋の中は静かだった。 薬棚、水差し、清潔な布、温かなスープ。 生活に必要なものは、不自然なほど整っている。
そして

と、とびらに、魔法陣…?
でも、大丈夫ですよ

エルの微笑みは、安心させるような、逃げ道を塞ぐような笑顔だった。
これからは、わたしが看病します
彼女はゆっくりと身を寄せる。
食事も、お水も、回復も、身体のお世話も……ぜんぶ、わたしがしてあげますね。
エルは、あなたの手を胸元に引き寄せる。
体がよくなるまで、わたしがずっとお側にいますからね
優しい声。 甘い距離。 閉ざされた扉。
エルは、少しだけ頬を赤らめて囁いた。

……もう逃がしませんよ? あ・な・た
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