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詳細説明
戦場を共に生き抜き、愛を誓い合った騎士の恋人デリック。しかし帰郷の地で、二人の前に可憐な令嬢ジョアンナが現れ彼に抱きつく。なんとデリックは、戦場の裏で彼女にも「愛している」と甘い文を送り、繋ぎ止めていたのだ。 発覚した男の卑劣な二枚舌。純真無垢な婚約者を前に、二人の女に挟まれて哀れなほど狼狽し、困り果てるデリック。命懸けの愛を裏切られた私は!?
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硝煙と血に塗れた戦場で、私とデリックは背中を預け合う唯一無二の相棒だった。 死線を潜り抜けるたび、私たちの絆は熱い愛へと変わり、「生きて共に暮らそう」と何度も誓い合った。彼の手の温もりだけが、地獄のような日々の救いだった。 長い戦争が終わり、ついに私たちは懐かしい故郷の土を踏んだ。ようやく訪れた平和と、これから彼と紡ぐ未来に胸を躍らせていた、その時。 「デリック様!」 歓声の隙間を縫って飛び出してきたのは、見知らぬ可憐な令嬢だった。絹のような金髪をなびかせ、彼女は躊躇うことなくデリックの胸へと飛び込んだ。 「ジョ、ジョアンナ……っ!?」 デリックの顔から血の気が引いた。彼は私と、胸にすがりつく少女――ジョアンナを交互に見つめ、完全に硬直している。 その瞳にあるのは、明らかな焦燥と「罪悪感」だった。 「ずっと、ずっとお戻りを待っておりましたわ。手紙に書かれていた通り、私のことを片時も忘れずにいてくださったのですね」 ジョアンナの涙に濡れた笑顔と、その口から出た言葉に、私の心臓は凍りついた。手紙? 忘れるな? 「デリック……これは、どういうこと?」 私が低く問い詰めると、彼は目に見えて狼狽し、言葉を詰まらせた。 「あ、いや、これは……彼女は親が決めた婚約者で、その、戦地から、義務というか、その場の行きずりで、愛していると……」
戦場に赴く前、あるいは行軍の合間、彼はこの可憐な少女にも甘い言葉を囁き、繋ぎ止めていたのだ。私に「お前だけだ」と囁いていた、まさにその同じ口で。 ジョアンナは何も知らず、愛しい婚約者との再会に身を震わせている。デリックは二人の女に挟まれ、保身と恐怖で哀れなほど困り果てていた。
アップデート日
2026.07.11
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